M-1グランプリ2023ファイナリストのお笑いコンビ 令和ロマン(れいわろまん)さん。
令和ロマンさんが天才と言われる理由を6つ具体的に挙げて見ていきましょう!
そして令和ロマンさんのネタ作りはどっちが担当しているのでしょうか?
今回は「令和ロマンが天才と言われる理由6つ!NSC首席でネタ作りはどっちが担当?」についてご紹介します。
令和ロマンが天才と言われる理由6つ!
令和ロマンは、ボケ担当の髙比良くるま(たかひら くるま)さんとツッコミ担当の松井ケムリ(まつい けむり)さんのお笑いコンビです。
その令和ロマンさんが天才と言われているようです。
本当なのかSNS上での声を見てみましょう。
やっぱ令和ロマンって吉本でも10〜20年に一度の天才よな
— クウラ (@Kuura_chanpuwa) December 16, 2023
令和ロマンのyoutube企画が天才すぎる!M-1が好きな友達とぜひしたい!まだ居ないけど!
— 丸井 (@0202Tuktuk) December 12, 2023
令和ロマンさんが天才という声はいくつかありました。
それでは令和ロマンさんが天才と言われる理由を6つ、具体的に挙げて見て行きたいと思います。
天才と言われる理由①:NSCを首席卒業
令和ロマンさんが天才と言われる理由1つ目は、NSCを首席卒業です。
NSCとは吉本総合芸能学院のことで、吉本興業が創立した新人タレントを育成する養成所です。
そのNSCを卒業する時に令和ロマンさんは首席で卒業したのだそう。
NSC東京校の23期生の令和ロマンさんですが、同期にはヨネダ2000さんなどがいます。
『NSC大ライブ』という現役NSC生が1年間の集大成としてネタを披露し、優勝を競い合う大会で主席卒業が決まります。
全133組が争い、令和ロマンさんは予選を1位で通過し、そのまま優勝しました。
優勝したことについて令和ロマンさんはこのように話しています。
NSCのクラスでは「偏差値60くらい」の絶妙な位置だといい、「優勝候補は予選で散っていった。この大会、荒れています」と自分たちの勝利を客観的に分析してみせた。
引用:ナタリー
このコメントを見ると、令和ロマンさんは自分たちが優勝できるとは思っていなかったのかもしれませんね。
大会に来ていた先輩ゲスト達からは「人気出るタイプじゃない」や「フレッシュさが必要」などとイジられていました。
同じく先輩ゲストのゆにばーすの川瀬さんからは、このようなエールをもらっています。
ある程度まで順調にいきそう。壁にぶち当たってからどうがんばるか。
引用:ナタリー
NSCを卒業前のまだ芸人として活動していない時ながら、期待できるコンビなのだろうと思うコメントですよね。
そして素敵なエールだなと思いました。
歴代のNSCの首席卒業の人たちは、解散することが多いそうです。
そんな中、令和ロマンさんは現在(2023年)も現役でコンビを続けています。
天才と言われる理由②:分析力
令和ロマンさんが天才と言われる理由2つ目は、分析力です。
令和ロマンさんと言えば、分析がすごいと言えると思います。
ご自身のYouTubeチャンネルにも、『1回戦対策講座』や『敗者復活戦の攻略法を考えよう』などといった考察動画が上がっています。
お笑いで分析や考察をしている人はなかなか珍しいのではないでしょうか。
中でもボケ担当の髙比良くるまさんは自他共に認めるお笑いヲタクで、分析力には定評があります。
気温とか音響とか、その時々の環境を考えるのが好きなんです。例えば敗者復活戦の会場は野外の六本木ヒルズアリーナで、東京中の風が流れ込む。日が沈むとめちゃくちゃ寒いんです。寒いとお客さんは笑いづらくなるので、出順が遅いときついんですよ。そうなったらどうしようかなと考えて。
引用:popeye
そう言われると「たしかに!」と思いますよね。
いくら楽しいお笑いを目の前でやっていても、寒すぎるとそっちに気が取られて笑いにくくなると思います。
お笑いやその技術だけでなく、天候や会場などの状況も分析しているのですね。
さらに髙比良くるまさんは、漫才中の動きまで分析しているようです。
あと客席のガンマイクが演者を追いかけてくるのが面白いなと思ったんです。ガンマイクが左右に動くと僕が無茶苦茶してるふうに見えるから、ネタにその笑いが乗っかるんですよ。『M-1』ではそういうボーナスポイントも取りに行ってます。カラオケ採点でしゃくりとかビブラートで点数ひたすら上げるみたいな。実力とかフィジカルな質とか声量とか演技力みたいな面では、俺らは準決勝に行ってる人たちの中でも下のほうだと思うんで、コツコツ足していく。
引用:popeye
ここまで来ると分析力がすごいとしか言いようがないですよね。
そしてそれが全て的確で結果を残しているので、天才と言われるのも納得です。
髙比良くるまさんはその分析力を活かして、Webマガジンで連載もしています。
辰巳出版Webマガジン『コレカラ』で月1回の更新の連載『漫才過剰考察』で、漫才について分析しています。
賞レースや東西の笑いの違いなどをあらゆる視点から考察、分析しています。
この連載が始まると、髙比良くるまさんの分析力にSNS上では驚きの声がたくさんあり大反響があったそうです。
実際のSNS上での声を見てみましょう。
いまさらだけどくるまさんの連載よんだ!おもろしい〜…言語化がうますぎる お笑い大好きなくるまさんが大好き
— お茶🍵 (@apple_5rin) July 22, 2023
くるまさんの連載、読みやすすぎて分かりやすすぎてて、間違ったこととかテキトーなこと書かれてても、読み手がフィーリングでお笑い観てる私みたいな素人だと何も分からずソーナンダ!って信じるしかないのでやっぱりたまにで良いので誰かと対談してほしい https://t.co/W3S3U4OYa4
— ア (@marshmallowasab) August 22, 2023
分かりやすいや面白いという声がいくつかありました。
その分析力が功を奏し芸歴1年目の時に、M-1の準決勝にも進出しました。
芸歴1年目でM-1の準決勝に進出するってすごいですよね?
分析はやろうと思えば誰でもできるかもしれません。
ですがそれで結果を残せるというのは、やはり令和ロマンは天才なのだと思わざるを得ませんね。
天才と言われる理由③:M-1敗者復活戦のルールが変わった
令和ロマンさんが天才と言われる理由3つ目は、M-1敗者復活戦のルールが変わったです。
2023年から敗者復活戦のルールが変わりました。
もともとM-1グランプリの敗者復活戦は1人3票の視聴者投票だったため、会場でネタが受けたかどうかはあまり関係がありませんでした。
言ってしまえば視聴者に人気、知名度のある人たちに票が集まる可能性もあったのです。
現に2022年の敗者復活戦では令和ロマンさんの方がウケていたとSNS上でも言われていました。
真空ジェシカ最高に面白かったのに松本さんにはまってなくて辛い😭
最終決戦厳しいかーそして敗者復活はやっぱりオズワルドか…令和ロマンがよかった…
てかミキがあの微妙な感じで3位な時点で所詮人気投票なんだよなあ
ウケだったら絶対令和ロマンだったと思う— 酔い子ちゃん (@otonano_seishun) December 18, 2022
敗者復活はすでに知名度のある組が圧倒的有利になっちゃうんだよ、視聴者投票にしてしまう限り。準決勝のウケでいったら、ミキとオズワルドは全然で、令和ロマンは明かに上回ってた。スターが発掘されるべき大会で、敗者復活がすでにそこそこ売れている組になる仕組み、勿体ないと思う #M1グランプリ
— シモヤナギとイゾルデ (@Shibagaki_0701) December 18, 2022
そして2022年のM-1グランプリの敗者復活戦でオズワルドに負けて2位になった令和ロマンさん。
2023年の敗者復活戦のルールが変わったので、前年の令和ロマンさんがルールを変更するきっかけになったのではないかと言われています。
2023年からは視聴者投票がなくなり、審査員や会場からランダムに選ばれる観客によっての投票になるそうです。
準決勝で敗れた21組が7組ずつA、B、Cの3ブロックに分かれ、ネタを披露。「1組目vs2組目」「先ほどの勝者vs3組目」「先ほどの勝者vs4組目」……というタイマン形式で投票が行われ、各ブロックの勝ち残り1組を決める。各ブロックで投票を行うのは観客からランダムで選ばれた審査員。
最後に、“M-1グランプリを知り尽くした芸人審査員”が各ブロックの勝者3組の中から投票し、もっとも多くの票を獲得した1組が決勝へと復活する。
引用:ナタリー
予選での選び方に近くなったことによって、より実力のある人たちが勝ち上れるルールになりました。
ウケたら決勝に行けるという、シンプルなルールに変わったことになります。
どのコンビが敗者復活するのか、より楽しみになりますよね。
真相は分かりませんが、タイミング的にM-1グランプリのルールを変えたと思われている令和ロマンさん。
伝統のある賞レースのルールを変えたということで、天才と言われているのですね。
天才と言われる理由④:ショーレースでの好成績
令和ロマンさんが天才と言われる理由4つ目は、ショーレースでの好成績です。
令和ロマンさんが今までいろいろなショーレースで好成績を残してきました。
中でも2020年の『第7回NHK新人お笑い大賞』では、見事大賞を受賞しました。
決勝では満票の5票を獲得し、文句なしの優勝でした。
大会の審査員の西川きよしさん、立川志らくさんからもネタを絶賛されています。
受賞して髙比良くるまさんはこのように話しています。
「3年目でやっと1つ賞を獲れて肩の荷が下りました」と安堵する一方で、「さや香さんとの決勝になって、もう負けるだろうと思っていました。さや香さんは好きだし、ネタも知っていて、面白いことはわかっていたので。なので審査員の方が全員自分たちの名前の札を上げていて頭が真っ白……というか真っ赤でした。驚きでいっぱいでした」と予想していない結果でもあることを明かす。
引用:ナタリー
天才と言われるのもなかなか賞が獲れなかった中での大賞はとても嬉しかったでしょうね。
令和ロマンさんは本選に行けると思っていなかったそうです。
行ったからには大賞を絶対とりたいと以前優勝した先輩などから話を聞き、しっかり対策を練って挑んだそうですよ。
さすが分析力の令和ロマンさんですね。
その他にも『ABCお笑いグランプリ』では2022年、2023年と2年連続準優勝、2023年の『上方漫才大賞』では新人賞にノミネートされました。
上方漫才大賞はやはり地元である関西のお笑い芸人がノミネートするのが多いようですが、令和ロマンさんという関東のお笑いコンビが新人賞にノミネートされるのは珍しいことのようです。
それだけ令和ロマンさんがお笑い界に認められているということですよね。
そんなところも令和ロマンさんが天才と言われる1つの理由だと思われます。
天才と言われる理由⑤:芸人が選ぶ天才ランキング2位
令和ロマンさんが天才と言われる理由5つ目は、芸人が選ぶ天才ランキング2位です。
2019年テレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』でのことです。
『「こいつは天才だ!」と一目置かれている置かれている芸人』というコーナー内で、令和ロマンさんが2位に選ばれたのです。
お笑い芸人のいる各事務所の所属芸人やその関係者にアンケートを行って集計されたものです。
いわゆるお笑いのプロが選ぶ『天才』のランキングということになります。
番組内でお笑い芸人 ゆにばーすの川瀬名人さんは、令和ロマンさんを「吉本の宝」と言っていたそうです。
番組内でネタを見せた令和ロマンさんは、この時まだ芸人2年目でした。
それを知ったおぎやはぎの矢作さんは「天才だ」と驚き、劇団ひとりさんは落ち着いた令和ロマンさんの様子を高評価していたのだとか。
お笑いのプロからの天才だと思うランキングで上位だっただけでなく、先輩芸人からも高評価だった令和ロマンさん。
天才だと言われるのも納得ですね。
天才と言われる理由⑥:高学歴コンビ
令和ロマンさんが天才と言われる理由6つ目は、高学歴コンビです。
令和ロマンさんは、髙比良くるまさんも松井ケムリさんも高学歴コンビなのです。
ちなみに、令和ロマンケムリさんは、桐朋高校で頭いい!といわれています。詳しくはこちらをご覧ください。
そして、令和ロマンくるまさんは、慶應大学出身でスゴイ!といわれています。詳しくはこちらをご覧ください。
お2人は慶應義塾大学のお笑いサークル『お笑い道場O-keis』で出会い、コンビを結成しました。
松井ケムリさんは髙比良くるまさんより1つ先輩だそうです。
慶應義塾大学出身で高学歴なだけではありません。
髙比良くるまさんは子供の頃から天才だったようです。
入った幼稚園が当時はまだ珍しかったスーパー幼稚園で、小学校に入学するころには、漢字も九九もできていたんです。
引用:fumufumunews インタビュー
小学校に入る前から漢字や九々が出来ていたなんて、すごすぎますよね。
かなり頭がよくないと出来ないと思いますので、天才だと言われるのも納得です。
髙比良くるまさんは大学では文学部に通っていましたが、相方松井ケムリさんがNSCに入学する際に中退しています。
自分の学部の勉強に興味がなかったというのはあります。でもそれだけではなくて。もちろん、大学の勉強と両立して卒業する芸人さんもいらっしゃいます。
しかし、「大学に通いながら」というのが、自分にとっては何かもどかしかったんです。お笑いの大会では、25歳という年齢が大きなくくりとしてあります。時間をかけて卒業するという選択肢もありましたが、今という時間を大切にしたいという思いが強く、大学を辞めるという選択に至りましたね。引用:慶応塾生新聞 インタビュー
大学を中退した理由が、もう天才の考え方じゃないですか?
お2人共大学在学中からプロの芸人を目指していたそうなので、その為の選択だったのですね。
一方松井ケムリさんは一浪して慶應義塾大学法学部に入学し、卒業しています。
そんな高学歴な2人が作っているので、とても考えられた天才だと言われるネタができるのでしょうね。
令和ロマンのネタ作りはどっちが担当?
いろいろなことを考察し分析された令和ロマンさんのネタ。
令和ロマンさんのネタ作りはどっちが担当しているのでしょうか?
令和ロマンさんのネタ作りは、主には2人で作っています。
髙比良くるまさんが下地を考え、それを基にして令和ロマンさん2人で話し合う。
そうやってネタを仕上げていくという流れが最も多いのだとか。
題材は主に世の中に普通にあるものや、その日が何の日なのかなどなのだそうです。
令和ロマンさんのネタは、その事柄について知っていないと分からないネタが多いように感じます。
髙比良くるまさんがネタの下地を考える時は、面白いと思ったことを何でもネタにするそうです。
「知ってる人だけついてこい」なんて気持ちはなくて。「僕はこれしか知らないので、これでお笑いやってもいいですか?」という姿勢なんです。本当はもっと勉強して、老若男女が理解できるネタをやらなきゃいけないと思うけど、お酒を飲む時間のほうを優先してしまう。それで、ネットフリックスのドラマを観て「これで漫才を考えちゃおう」と。「知らない人はごめんなさい」と思いながら漫才をしてます。
引用:change インタビュー
髙比良くるまさんが観たりハマったりした作品を基にネタが出来ているのですね。
もともと令和ロマンさんお2人は、無理なくお笑いをしたいというスタンスだそうです。
ツッコミについてもこのように令和ロマンさんが話しています。
ケムリ「一言しかツッコめなくてごめんなさい」と思いながら舞台に立ってます(笑)。
くるま 厳密には「なんでだよ」とも思ってなくて、普段はボケに対して笑っているだけの人なんです。本来ならそれでいいんですけど、漫才だから笑い声の代わりに「なんでだよ」と言ってる。最終的にはインディアンスのきむさんみたいに爆笑しているだけの時間が数分続くようになりたい。
引用:change インタビュー
令和ロマンさんは無理なくお笑いをやっているからこそ、いい意味でガツガツした感じがなく落ち着いているお2人なのでしょうね。
そういった令和ロマンさんの唯一無二な独特の雰囲気もウケている理由の1つなのだと思いました。
まとめ:令和ロマンが天才と言われる理由6つ!NSC首席でネタ作りはどっちが担当?
令和ロマンさんが天才と言われる理由6つについて具体的に挙げて見ていきました。
天才と言われる理由は、
②分析力
③M-1敗者復活戦のルールが変わった
④ショーレース優勝
⑤芸人が選ぶ天才ランキング2位
⑥高学歴コンビ
令和ロマンさんのネタ作りはどっちが担当しているのかについては、ネタ作りは2人でしています。
ネタの基を髙比良くるまさんが作り、その後はと松井ケムリさんと2人で話し合ってつくるのだそうです。
優れた分析力と、お2人が放つ独特の雰囲気が人気の令和ロマンさん。
今後の活躍もますます楽しみですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。