ストリートピアノ演奏を中心にYouTubeで活動されている「ハラミちゃん」
ハラミちゃんが投稿したYouTube動画で、ドラクエの曲を耳コピ演奏したことが著作権侵害していると、暴露系YouTuberコレコレ氏の生配信で告発されました。
また、2021年10月22日には年末のNHK紅白歌合戦の出場が内定していたハラミちゃんですが、
11月19日に発表された出場者の名簿の中に彼女の名前はありませんでした。
2021/12/23 追記:正式にハラミちゃんの紅白歌合戦への出演が取りやめになったことが明らかとなりました。
ハラミちゃんが紅白歌合戦に出演できなかった理由の1つとして、彼女が投稿していた動画が著作権違反をしていたからではないかと考えられています。
今回はハラミちゃんの著作権違反の詳細を紹介しますので、ぜひ最後まで御覧ください。
ハラミちゃんにコレコレ砲!
ハラミちゃんに著作権違反の疑いがかけられたのは、2021年10月26日。
視聴者から寄せられたゴシップやスクープから真相を解明する暴露系YouTuber「コレコレチャンネル」の生配信で凸者に著作権違反を告発されました。
問題となったのは、2021年9月3日にハラミちゃんが投稿したYouTube動画
「【0.5秒で耳コピ】”ドラクエ”を初見プレイしながら耳コピ演奏してみたら神曲しかなかった件について【Dragon Quest】」
(2021年11月現在、動画は削除されており、視聴できませんでした)
タイトル通りの動画だとすると、ハラミちゃんがドラゴンクエストを実際にプレイしながら、流れてきたBGMを耳コピでピアノ演奏するというものでしょう。
凸者いわく「作曲者の意思に反した著作物の使い方で再生数を伸ばしている」とのこと。
著作権違反をして収益を稼いでいるのはどうなのか?ということですね。
また、耳コピなどでアレンジした楽曲を勝手に投稿するのは侵害行為にあたるため、作曲者やそれをまとめている団体に許可を得るべきだと主張されています。
不運にも、コレコレさんの生配信と同時刻にハラミちゃんもアニメソングをピアノ演奏をするライブ配信を行われていました。
著作権違反を知った視聴者により、ハラミちゃんの配信動画のチャットが大荒れになる事態に。
https://twitter.com/kermarudao/status/1452636599422894081?s=20&t=VMLr0pftkg8F-AGDUXfcIgハラミちゃんもチャットの閉鎖を余儀なくされるほどの大騒ぎとなりました。
それにしても、この動画がなぜ著作権違反にあたるのか、気になりますよね。
ハラミちゃんの耳コピは著作権違反になる!?
ドラゴンクエストの楽曲を制作したのは「すぎやまこういち」さんです。
「すぎやまこういち」さんは自身の作品が勝手に編曲されることに対して快く思っていないみたいです。
自身のホームページでも説明されています。
・アマチュアの方の編曲はお断りしています
・作曲者の許可なくカバーしたり改変したて販売することは人格権(同一性保持権)に抵触しますので、ご注意ください。必ず作曲者の許可が必要です。
著作者人格権とは、著作者の「名誉」や「作品への思い入れ」を守る権利です。
今回の件で直接的に関係があるのは、著作者人格権のなかの同一性保持権(著作権法第20条)。
同一性保持権とは、著作者が制作した作品を無断で修正されない権利です。
ハラミちゃんの耳コピによるアレンジがこの同一性保持権に抵触していると考えられています。
また、ドラゴンクエストの公式サイトにも、
「通常のゲームプレイを意図せず、音楽のみを聴かせることを目的として、作成・編集された動画の投稿は禁止いたします」(一部抜粋)
とガイドラインに記載がされていました。
作曲者の「すぎやまこういち」さんは亡くなられており、著作者人格権は原則的に消滅するようから著作権侵害ではないのでは?という意見も聞かれます。
「すぎやまこういち」さんは2021年9月30日にお亡くなりになられましたが、
ハラミちゃんが動画を投稿したのは2021年9月3日ですから、やはり著作権の問題が発生するようです。
と、ここまではリークした凸者の意見をまとめてきましたが、では、実際にこれは著作権侵害にあたるのでしょうか。
ドラゴンクエストの楽曲は一般社団法人日本音楽著作権協会「JASRAC」に登録されています。
JASRACによると、
「他のアーティストの楽曲を(楽器で)演奏している様子を動画配信する場合、
使用量の授受を含む許諾契約(公衆送信権や複製権の一部)を締結している
YouTubeなどのプラットフォームを利用していれば、権利保有者に許諾を得る必要はない」
とのこと。
YouTubeはJASRACなどの著作権管理団体と契約しており、アーティストの楽曲を譜面のとおりに演奏することはOKなようです。
ただ、JASRACは編曲に関する権利を管理していないため、ハラミちゃんのように耳コピで楽曲をアレンジする行為の場合はやはり権利者の許可が必要になります。
幸いなことに今回は第三者が著作権違反を指摘しただけで、権利者側からは何も対応が取られていないという状態です。
権利者側から何も言われていないので、今現在は問題ないのでしょう。
ただ、何か処置を取られた場合は危ないのかもしれませんね。
ハラミちゃんのYouTube動画は即興で披露するものや耳コピなどが多いですから、編曲していると捉えられそうですね。
ハラミちゃんは登録者数186万人(2021年11月時点)と超人気YouTuberの1人ですが、意外なところに落とし穴があったみたいです。
これからも無事に活動を続けられることを祈ります。
ハラミちゃんの著作権違反が紅白出場取りやめの理由だった?
2021年末のNHK紅白歌合戦への出場が内定していたハラミちゃんでしたが、
突然の告発により絶体絶命のピンチに陥りました。
著作者違反の疑いのなかでも、変わらず紅白歌合戦に出演できるのか、注目が集まっていました。
来たる2021年11月19日、ついに紅白歌合戦の出演者が発表されましたが、そこにハラミちゃんの名前は見当たりませんでした。
2021/12/23 追記:正式にハラミちゃんの紅白歌合戦への出演が取りやめになったことが明らかとなりました。
内定の状態からどのような経緯で落選したのか、それについては関係者のみの知るところですが、
やはり著作権違反の疑いがかけられたときに炎上してしまったことが要因であるように考えられます。
同じく著作権違反の疑いがかけられたYouTuberの「ゆゆうた」さんは、コレコレさんの生配信で謝罪をし、「勉強になりました」と無知な自分を受け入れ、反省している様子でした。
一方のハラミちゃんは、騒動について一切触れる様子もなく、まるで何事もなかったかのようにSNSやYouTubeを更新していました。
これを見た人たちから「ハラミちゃんは逃げている」と判断され、炎上。
ゆゆうたさんがしっかりと誠意を示した一方で、ハラミちゃんが何も対応せず、普段どおりの活動しているのはあまり感じは良くないですよね。
「なんでYouTuberが出れるの?」 「紅白ほどのレベルではない」
など、もともと紅白への出演に賛否が別れていたハラミちゃん。
NHKは他の民放に比べて、スキャンダルなどには厳しいですからこの行動がマイナスに捉えられた可能性も考えられますね。
まとめ:[コレコレ砲]ハラミちゃんが著作権違反で炎上!紅白取りやめの理由だった!?
今回はハラミちゃんのコレコレ砲について詳細を紹介しました。
著作権侵害などはどこからがOKで、どこからがダメなのか、判断が難しいですね。
また、2021年の紅白歌合戦への出場も取りやめになってしまったハラミちゃん。
現在のYouTube活動で楽しそうに活躍されていますから、次のチャンスに期待ですね。