アイドルのようなビジュアルと高い歌唱力を持ち合わせ、演歌界のプリンスと呼ばれた氷川きよしさん。
近年ではプリンスではなく、女性のような容姿や格好に様変わりし、「ジェンダーレスな人」と言われ話題を集めています。
氷川きよしさんがいつからジェンダーレスに、どうして変わってしまったのか気になりますよね。
早速紹介していきます。
氷川きよしのジェンダーレスはいつから?
氷川きよしさんは、1977年9月6日生まれの44歳(2021年12月5日時点)です。
22歳で演歌歌手としてデビューし、持ち前の高い歌唱力だけでなく、男性アイドルのような端正なルックスが注目を集め、いきなり日本レコード大賞を受賞するなど、輝かしい実績を持っています。
演歌歌手らしからぬルックスで圧倒的な人気を誇り、「演歌界のプリンス」と呼ばれるまでに。
そんな氷川きよしさんですが、近年は以前の男らしさを一切感じさせない女性のような顔つきや格好を好まれており、女性らしさが日に日に増しているみたいです。
氷川きよしさんの格好や日頃の行動を見た多くのメディアやファンから、
氷川きよしさんは「ジェンダーレスな人」なんて言われています。
ジェンダーレスとかって最近よく耳にするけど実際なんなのか分からない人いませんか。
ジェンダーレスとは、男女の区別、境界を無くし、性別のギャップを無くす、または、無くそうという考え方です。必ずしも同性愛者ではありません。
「男だから」とか、「女の子だから」などの性差を減らそうということ。
では一体、氷川きよしさんはいつ頃からジェンダーレスに目覚めたのでしょうか。
氷川きよしさんに女性らしさが出てきたのは、2018年12月に行われた自身のコンサートからのようです。
「氷川きよしスペシャルコンサート2018 きよしこの夜Vol.18」でドラゴンボール超の主題歌である「限界突破×サバイバー」を披露した氷川きよしさん。
髪の毛を伸ばし、目には紫のアイシャドウなど女性らしいメイクをしているなどこれまでには見たことのない氷川きよしさんの新しい姿が。
2019年8月の始球式では、すね毛の生えていないツルツルの美脚を見せた氷川きよしさん。
2019年8月23日には「スッキリ!」に出演され、水卜アナから「料理得意ですよね?」という質問に「あたし?はい。好きです。」と答え、一人称が「あたし」であることを明かしました。
このあたりから、徐々に氷川きよしさんが以前とは違うとファンの間ではざわざわと噂が立ちます。
2019年10月には週刊誌に藤あや子さんとショッピングを楽しまれている様子が明かされ、両手に買い物袋を持つ氷川きよしさんが。持ち方がもう女性そのものだと話題に。
2019年11月18日には新曲「大丈夫/最上の船頭」のG・H・Iタイプの発売記念イベントに登場した氷川きよしさん。
全身レザーの洋服に身を包み、ヒールのあるロングブーツ、指にはネイルと氷川きよしさんのジェンダーレスが加速していました。
2019年11月25日にはInstagramで、ウェディングドレスを着た自身の姿を投稿。
プライベートでも女子力の高さを発揮しているようで、化粧品は高級ブランドで揃えており、肌はツルツル。
女性用の下着を身に着け、足に自身があるのか、ショートパンツを好んでよく履いているみたいです。
見えない部分まで徹底しているということは、氷川きよしさんの心は完全にジェンダーレスということですね。
氷川きよしさんのジェンダーレス化は賛否両論で、「キレイ」「美しい」といった称賛だけでなく、「やめてほしい」「見たくない」などの厳しい意見も。
一世を風靡した「イケメンな氷川きよし」はもう見る影もありませんが、そのイメージが根強く残っているだけにファンや関係者もそのギャップに驚き、受け入れられない人もいるみたいです。
「今の方が楽しく生きてそうで安心する」「本人が幸せに生きているほうが大事」
といったありのままの氷川きよしさんを応援するファンもいるようです。
ファン離れはほとんどないようなので、氷川きよしさんとファンとの間は強い絆で結ばれていたみたいです。
氷川きよしがジェンダーレスをカミングアウトした理由は?
氷川きよしさんがデビュー20周年を迎えた2019年に雑誌のインタビューで、
「みんなが求める『氷川きよし』に徹してきたけど、40歳を過ぎて、人としてもっと表現の幅を広げたいという気持ち。そもそも演歌というのは様式美、つまり、こうあるべきという型がある。日本独特の素晴らしい音楽だけれど、その中に収まらない『自分の性分』というものもあって――」
と求められている理想の人物像と自分自身が乖離していると告白。
また、「でも、世間が求める『氷川きよし』の姿とは違う。あくまで『演歌の王道』を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて……」
と生きづらさを感じ、悩んでいる様子でした。
GQ JAPANでは、素肌に紫の羽をまとったグラビアに挑戦。
「ジェンダーを超えた自分らしさを特集してもらいたい夢があった」とジェンダーレスな考え方を持っているとカミングアウト。
イベントでも、「形式とか形とかにどうしてもみんなはめたがって区別や差別をしがち。それを無いスタイルにしていけたらいいと思う。」と性別にこだわってはいないものの区別や差別を無くしたいという想いを持っている様子。
「他人にどう思われるかじゃなくて、”自分がどう生きるか”が人生ですから。自分の人生を生きていきたい。」と強い想いを語っていました。
氷川きよしさんが本当の自分を表現し始めた裏にはこのような想いがあったのですね。
氷川きよしさんが自分らしく生きていいんだと思えたきっかけの一つにお母さんの存在があるみたいです。
「母が『好きなように生きなさい』って言ってくれたんです。『自分の人生なんだから、あなたの好きなように生きなきゃ』って。」
引用:www.gqjapan.jp
小さい頃から一番近くで見守ってくれていたお母さんにありのままの自分を認めてもらえたことが氷川きよしにとって嬉しかったみたいです。
やっぱり近しい人に認められるのは誰でも嬉しいですよね。
さらに、「やっぱり、愛ですね。ファンの皆さんへの愛もそうだし、家族への愛も、恋愛もそうです。自分を解放して、ありのままの自分でおもいきり人を愛したいと思い始めました」とも語られました。
”今までの仮面を被った氷川きよしでファンや家族の想いに応えるのではなく、本来の自分で想いに応えたい”
という氷川きよしさんの素晴らしい人間性が感じられます。
氷川きよしは性同一性障害ではなく、ジェンダーレス男子!?
日に日に女性らしさが増している氷川きよしさんは性同一性障害ではないかと疑われているみたいです。
性同一性障害とは?
自身の肉体的な性が、女性、男性とどれに属しているかをはっきりとわかっていながら、精神的に反対の性がふさわしいと確信している状態。
引用:ながはまメンタルクリニック
性同一性障害とジェンダーレスの違いは一つだけです。
性自認と異なる自身の身体に対して、強い違和感や嫌悪がある状態があるかどうかです。
日本では性同一性障害と医師から診断される必要がありますが、ジェンダーレスは「精神疾患」ではないとWHOが認めています。
氷川きよしさんの場合は、自身が男性の身体であることに違和感や嫌悪感を抱いているようには思えません。
若い頃は、周囲からの期待に応えようと本当の自分を抑えて苦しい時期があったようですが、今はしっかりと自分の現実を受け止めて、できる範囲でおしゃれやキレイな状態を目指しているように感じます。
また、自由で自分らしく、性差を超えて楽しまれていることから性同一性障害ではないことが分かりますね。
まとめ:氷川きよしのジェンダーレスはいつから?カミングアウトしたきっかけは母親の後押し!
今回は氷川きよしさんのジェンダーレス化について紹介しました。
私たちは普段から親や周りの人の期待に応えようと無理して良い格好を見せがちですが、ありのままの自分でもいいんだ、愛してくれる人がいるんだということを氷川きよしさんから教わったような気がします。
また、男尊女卑な社会から男女平等、むしろ性別の区別、性差がなくなり、みんなが暮らしやすい社会になる日ももしかしたら来るのかもしれませんね、
氷川きよしさんの良い影響が与えていますね。これからも自分らしさを出して活躍してもらいたいです。